カチオン電着塗装とは、電気が流れて、塗膜を着ける塗装工法です

低濃度で水溶性の電着塗料中に、被塗物を侵漬させ負極(一)とし、直流を電力を流す電着塗装の一種です。
被塗物付近では塗料が化学反応を起こし不溶性の樹脂とり、複雑形状も外観の良好な、均一で密着性の厚い塗膜を形成します。
塗装は防錆性能に優れ、1,000時間以上の塩水噴霧試験に合格する実力を持ちます。
大量・連続生産が必要とされる製品に用いる塗装方法として、広く普及しています。
また鉛フリーで、地球環境にも優しい塗装技術として高く評価されています。

前処理工程

被塗物に付着している油分、ゴミを除去し、塗装性能を満足させる為に、表面処理を施します。

電着ライン工程

磁石に鉄粉が付着するように電気的引力(クローン力)で塗料の粒子が付着します。

均一な塗膜を容易に得られる

高い付き廻り性で内板防錆に優れる

水性塗料の為、火災の危険や溶剤の害が殆どない